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本書は２００５年に軽装版として刊行された『ほたるの本　オリエント急行の旅』を現在の情報にアップデータし、増補した最新版になります。現在運行されているオリエント急行について豊富なビジュアルとともに完全網羅しているのはこの本だけ。１９８８年に日本へ来日した「オリエント・エクスプレス‘８８」について新たなトピックとして加えています。ご存じの方も初めて知る方もお楽しみください。

柳宗厳は両親を惨殺した仇、英国「連合オークション・ハウス」の壊滅を心に秘める一流の美術鑑定家であり贋作師だ。オリエント急行で遭遇した事件を解決するも、ピカードの放つ殺し屋からターゲットと誤解され、殺人ヨーヨーの使い手と死闘をくりひろげる。ピカードの屋敷に向かった柳宗厳はそこで、14歳の時に乱暴されて以来常軌を逸した行動をとるようになったピカードの娘・クリスと出会った。収録作「WHY！？（なぜ）　オリエント急行（エクスプレス）3～7」の全5話を収録。

柳宗厳は両親を惨殺した仇、英国「連合オークション・ハウス」の壊滅を心に秘める凄腕の美術鑑定家であり超一流の贋作師である。元総理の下川から全ての罪を許される免罪符を手に入れた柳宗厳は、加賀山天峰が盗んだ美術品を全て元の持ち主に返すため最後の仕上げに突入した。傷つき、魂の漂泊者となった柳宗厳は、美貌の学芸員・祥子と共にオリエント急行で旅に出る。そこで再び欲望渦巻く策略に遭遇し、巻き込まれていく。どう出る？柳宗厳！収録作「Ryu国際画廊（リュウこくさいがろう）3～5」ほか「WHY！？（なぜ）　オリエント急行（エクスプレス）1～2」の全5話を収録。

特集：素材の持ち味を最大限に生かすとは特別企画：ワイナリー＆レストランを巡るフランス南部紀行連載料理の動線　ア タ ゴール オリエント エクスプレス地方のレストランを訪ねて　RESTAURANT KEI（ホテル アークリッシュ 豊橋）他

イタリアでの記憶を円熟させ、深い眼差しでエッセーを遺した須賀敦子。六〇年代ミラノ・コルシア書店に集う、理想の共同体を夢見る人々の情景を温かい眼差しで描いた『コルシア書店の仲間たち』と、珠玉の各作品集から、「遠い霧の匂い」「ガッティの背中」「マリ・ルイーズ　Marie Louise 」「カティアが歩いた道」「オリエント・エクスプレス」「雨のなかを走る男たち」「スパッカ・ナポリ」など。また須賀が魅せられたマルグリット・ユルスナール、ナタリア・ギンズブルグ、ウンベルト・サバの三人をめぐるエッセーと訳詩を厳選。豊かな教養に裏打ちされ、温かくも静謐な筆致で描いた傑作集。 解説＝池澤夏樹 月報＝長野まゆみ、福岡伸一