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絵画は批評の中に、批評は絵画の中に入り込む！現代フランスの極めて独創的な美術評論家によって書かれた、１６世紀スペインの画家グレコをめぐる繊細にして特異なる美術エッセー。タブローの眠りは形而上学的小説＝評論の光の往還によって逆照射される。

文学、美術、演劇、映画を往き来する自由なる思考の旅。セザンヌの色彩の面と奥行を目指して、ドストエフスキイの『罪と罰』と『白痴』の絵画的遠近描写、不安な視線の心理の演劇的効果を解析し、エル・グレコの線と点と面からマネ、ピカソ、漱石の抽象と具象に迫る画期的論考。

大胆な構図と独特な色彩でマニエリスム期を駆け抜けたエル・グレコの数々の作品に描かれた人物たち。彼・彼女らはいったい誰なのか？なぜそこに描かれたのか？

2004年に来日公演も行われた日本でも根強い人気のサン･ジェルマン・デ・プレのミューズ、ジュリエット･グレコの3年ぶりのアルバム。フレンチ･スタンダードがたくさん詰まったファン待望の作品。Gil Goldstein、Jay Newland など作品に関わっているメンツも当然のことながら豪華。

前作『Gibraltar』は日本盤でもリリースされ、『シャンソンとヒップホップを結びつける新たな詩人』と評されたアブダル･マリックの3枚目のアルバムがリリース。前作に引き続きGerard Jouannest がほとんどの曲を手掛け、Alain Goraguer,Serge Reggianiなど大御所も参加 さらにR&B界で定評のあるBilal、さらにRegis Ceccarelliなども加え、ジャズ/R&B/シャンソン/エレクトロ/60sなど様々なテイストが楽しめる今作も超カッコイイ作品。ジュリエット･グレコもゲスト参加。

キャリア60年、82歳となったジュリエット・グレコのアルバムが登場、タイトルは「私は全てを覚えている」。今の旦那様のGerard Jouannestが作曲しピアノを演奏、そしてアコーディオンに長年の友Jean-Louis Matinierを伴い、今のフランスを代表するアーティストたちOrly Chap, Olivia Ruiz、Abd Al Malikなどの書いた詩をジュリエットが歌う・・・。自宅にて4日間のレコーディングで完成となった。プロデュースは前作同様ノラ・ジョーンズで一躍有名になったJay Newland。

不運と不幸とスキャンダルに苛まれ、理解されたいという強い欲求を感じながらも、自分を表現することが出来ず苦悩し続けた２１人の画家たち。作品分析を通して、彼らの激しい葛藤を追う。