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19世紀から20世紀にかけて、アルメニア音楽の発展に重要な役割を果たしたマカール・エクマリアン。彼はリムスキー＝コルサコフに作曲を師事したのち、トビリシで教師として後進の指導にあたり数多くの生徒を育てました。ヨーロッパの伝統的な様式にアルメニア民謡を採り入れた作品は高く評価され、なかでも1892年に完成された彼の最高傑作とされる合唱とピアノ(またはオルガン)のための「パタラグ(聖体儀礼)」は現在でもアルメニアの教会で演奏されています。このアルバムではアルメニアを代表するピアニスト、ミカエル・アイラペティアンが「パタラグ」を自らピアノ独奏用に編曲、12曲を選び演奏しました。神秘的な雰囲気が漂う静かな祈りの音楽です。他には1892年に出版された美しい夜想曲や、エクマリアンが愛したアルメニア民謡のアレンジを収録。どことなくエキゾチックな旋律が耳を捉えます。 (C)RS

1851年、ウクライナのオデッサで裕福なロシア系ユダヤ人の家庭に生まれたアドルフ・バルジャンスキー。ウィーンとパリとライプツィヒで音楽教育を受け、カール・ライネッケやサロモン・ヤーダスゾーンにピアノを師事しました。遺された作品は多くないものの、古典的な形式を踏襲したピアノ曲はどれも個性豊かで魅力的です。第2集には2つのソナタを中心に収録。さざめくような旋律で始まる第2番は、第3楽章の素朴で落ち着いた雰囲気が印象的。終楽章はシューマンを思わせる多彩な楽想がちりばめられています。荘厳なコラールで始まる第3番も、すぐに流麗なパッセージが出現、溢れる抒情の中に、時折現代的な和声が感じられる第1楽章、スケルツォを思わせる快活な第2楽章を経てしっとりとした第3楽章、移ろい行く楽想が魅力的な終楽章と聞きどころの多い作品です。「モデラート」は初期のスクリャービンを思わせるゆったりとした曲。 (C)RS

ワレリー・ゲルギエフ マリインスキー・バレエ マリインスキー劇場(キーロフ歌劇場)管弦楽団チャイコフスキー バレエ クルミワリニンギョウ ゲルギエフ ワレリー/マリインスキーバレエ マリインスキーゲキジョウキーロフカゲキジョウカンゲンガクダン 発売日：2020年09月09日 予約締切日：2020年09月05日 ユニバーサルミュージック クラシック 初回限定 マリインスキー劇場(キーロフ歌劇場)管弦楽団 UCBDー9078 JAN：4988031393864 【解説】 バレエの中でも最も有名な≪くるみ割り人形≫の新プロダクションの登場です。ロシアの有名な芸術家・ミハイル・シェミャーキンが、初演も行った伝統あるマリインスキー(キーロフ)・バレエで取り組んだ新プロダクションは、E.T.A.ホフマンの原作まで遡って構成された興味深い内容。マリインスキーの若きプリマ、イリーナ・ゴールプを起用し、雪片のダンス、ねずみたちとの戦い、お菓子の国への危険な旅などカラフルな舞台が描かれます。芸術総監督のゲルギエフが指揮を務めた鮮やかな≪くるみ割り人形≫の映像です。/制作:2007年1月2日 サンクトペテルブルク,マリインスキー劇場 16:9LB カラー リニアPCMステレオ(オリジナル音声方式) dts5.1chサラウンド(オリジナル音声方式) ー 2007年 TCHAIKOVSKY:NUTCRACKER DVD ミュージック・ライブ映像 邦楽 クラシック ミュージック・ライブ映像 洋楽 クラシック 舞台・ミュージカル バレエ

長野オリンピック・ラージヒル団体で日本初の金メダルを狙うスキージャンプチーム。そこに代表を落選し、失意の中テストジャンパーとしてオリンピックへの参加を依頼され、屈辱を感じながらも裏方に甘んじる元日本代表・西方仁也がいた。そして迎えた本番。猛吹雪により競技が中断。審判員たちから提示されたのは、「テストジャンパー25人全員が無事に飛べたら競技を再開する」という前代未聞の条件だった…。

ラン・ラン レーピン、マイスキーチャイコフスキー アルイダイナゲイジュツカノオモイデノタメニ ラフマニノフ カナシミノサンジュウソウキョクダイ1バン ランラン/レーピン ワディム/マイスキー ミッシャ 発売日：2020年09月02日 予約締切日：2020年08月29日 TCHAIKOVSKY / RACHMANINOV: PIANO TRIOS JAN：4988031394793 UCCGー90871 ユニバーサルミュージック クラシック 初回限定 セルゲイ・ラフマニノフ ラン・ラン ユニバーサルミュージック [Disc1] 『チャイコフスキー:≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番』／CD アーティスト：ラン・ラン レーピン、マイスキー 曲目タイトル：  1.(セルゲイ・ラフマニノフ)／ 悲しみの三重奏曲 第1番 ト短調 ／(ラン・ラン)[14:56]  2.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第1楽章:Pezzo elegiaco (Moderato assaiーAllegro giusto) ／(ラン・ラン)[19:07]  3.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Tema con variazioni:Andante con moto ／(ラン・ラン)[1:03]  4.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.1:L'istesso tempo ／(ラン・ラン)[0:48]  5.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.2:Piu mosso ／(ラン・ラン)[0:34]  6.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.3:Allegro moderato ／(ラン・ラン)[0:50]  7.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.4:L'istesso tempo ／(ラン・ラン)[1:08]  8.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.5:L'istesso tempo ／(ラン・ラン)[0:28]  9.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.6:Tempo di valse ／(ラン・ラン)[2:48]  10.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.7:Allegro moderato ／(ラン・ラン)[1:18]  11.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.8:Fuga (Allegro moderato) ／(ラン・ラン)[2:38]  12.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.9:Andante flebile, ma non tanto ／(ラン・ラン)[3:01]  13.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.10:Tempo di mazurka ／(ラン・ラン)[1:49]  14.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.11:Moderato ／(ラン・ラン)[1:57]  15.(ペーター・チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Variazione finale e Coda (Allegro risoluto e con fuocoー ／(ラン・ラン)[11:43] CD クラシック 室内楽曲

「フォックストロット」とはアメリカで生まれたダンス音楽の一種で、ラグタイムから派生したと言われています。これらの音楽は2つの世界大戦の狭間である1920年代から1930年代のいわゆる「狂騒の20年代」のアメリカで、ジャズや、同じ系統であるシミー(ジャズにあわせて肩を揺らすダンス)やチャールストン(両膝をつけたまま、足を交互に跳ね上げるダンス)などとともに大流行、そしてこの流行は瞬く間にヨーロッパ一帯にも及びました。さまざまなフォックストロットを追求するピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュは、第1集ではオーストリアとチェコの作品、第2集ではドイツで生まれた作品を採り上げましたが、この第3集では中央、東ヨーロッパからロシアまで9か国に及ぶ作曲家のフォックストロットを収録。中には大指揮者エフゲニー・ムラヴィンスキーの「フォックス＝トロット」などの珍しい曲も含まれています。世界初録音作品も多数収録。28の魅惑的な作品が並びます。 (C)RS

ロシアに連綿と連なる音楽家の家系に生まれた作曲家たちの作品を収録。最初に登場するコンスタンティン・リャードフは登場人物の中心となるアナトーリ・リャードフの父。帝政ロシア時代の指揮者、作曲家、ヴァイオリニストとして活躍しました。そしてアレクサンドル・リャードフはコンスタンティンの兄。やはりバレエ指揮者、作曲家として名を成した人物。またコンスタンティン・アンティポフはアナトーリのいとこであり、サンクトペテルブルク音楽院でリムスキー＝コルサコフに作曲を学んだ人。イヴァン・ポマザンスキーは、アナトーリの姉ヴァレンティーナの夫。イヴァンはサンクトペテルブルク音楽院でハープを学び、マリインスキー劇場合唱団の指揮者としても活躍。このアルバムに収録された「ポルカ」はアナトーリに捧げられています。エフゲニー・ポマザンスキーはイヴァンの息子。伯父であるアナトーリとバラキレフに学び、1940年にはプスコフに音楽学校を設立し後進の指導にあたるとともに、第二次世界大戦後のロシア音楽の復興にも携わりました。 (C)RS

音を立てた瞬間に“何か”に殺される世界を何とか生き延びた一家。夫が殺され、家をなくしてしまった一家は赤ん坊と幼い子供2人を連れて、安全な場所を探すことに。しかし、荒廃した外は想像を絶する世界と化していた…。

20代にして名ヴァイオリニストとしてヨーロッパ各地のオーケストラに登場している、エマニュエル・チェクナヴォリアンがタクトをとった≪シェエラザード≫が登場。華麗なオーケストレーションを堪能できる名演となりました。若きマエストロの指揮の下、エネルギッシュな高揚感を伴いながら、絶妙なアンサンブルが豪華絢爛なアラビアン・ナイトの世界を展開してゆきます。名曲≪ルスランとリュドミラ≫序曲と≪だったん人の踊り≫も収録されたオーケストラ・サウンドの醍醐味を味わえる1枚です。 (C)RS

20世紀と21世紀のアメリカ音楽を得意とし、数多くの受賞経験を持つピアニスト、アーシュラ(ウルスラ)・オッペンス。フレデリック・ジェフスキーの「不屈の民」変奏曲も彼女の委嘱作品であるなど、近代アメリカで活躍する作曲家の多くがオッペンスのために作品を書いています。このアルバムの作曲家ローラ・カミンスキも数十年にわたりオッペンスと協力関係を築いてきた作曲家。このアルバムには最近オッペンスのために書かれた「ピアノ五重奏曲」とこのアルバムのために作曲された「レコニング」を含む4作品が収録されています。フランス印象派からジャズまで、さまざまな素材を生かした「幻想曲」、ニューヨークとサンクトベテルブルクを流れる川の視覚的イメージに触発されたという「ピアノ協奏曲」の4曲を見事に演奏しています。 (C)RS

作曲をリムスキー＝コルサコフに師事し、優秀な成績でペテルブルク音楽院を卒業。その翌年からモスクワ音楽院の作曲科の講師を務め、1889年には教授に昇進、ラフマニノフやスクリャービン、グレチャニノフらを教えるなど、ロシア音楽の歴史の上で重要な役割を担ったアレンスキー。45歳に満たない生涯でありながら、250曲ほどの作品を残したことでも知られています。このバレエ音楽『エジプトの夜』は、クレオパトラを巡る愛のかけ引きが描かれた作品で、チャイコフスキーを思わせる豊かな和声と、官能的な旋律が印象的です。1908年にミハイル・フォーキンの振付によってマリインスキー劇場で初演され、その翌年にはディアギレフによって、他の作曲家の作品も併せた『クレオパトラ』に改編され、現在でも広く愛好されています。 (C)RS

アルゲリッチ クレーメル/マイスキーBKSCPN_【newcd_jazzcla】 チャイコフスキー ピアノサンジュウソウキョク アルイダイナゲイジュツカノオモイデノタメニ ショスタコービチ ピアノサンジュウソウキョクダイ2バン アルゲリッチ マルタ/クレーメル ギドン/マイスキー ミッシャ 発売日：2020年01月22日 予約締切日：2020年01月18日 TCHAIKOVSKY: PIANO TRIO / SHOSTAKOVICH: PIANO TRIO NO.2. ETC. JAN：4988005884824 UCCGー6138 ユニバーサルミュージック クラシック ショスタコーヴィチ マルタ・アルゲリッチ ユニバーサルミュージック [Disc1] 『チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番』／CD アーティスト：アルゲリッチ クレーメル/マイスキー 曲目タイトル：  1.拍手[0:22]  2.(ショスタコーヴィチ)／ ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 作品67 第1楽章:AndanteーModeratoーPoco piu mosso ／(マルタ・アルゲリッチ)[7:59]  3.(ショスタコーヴィチ)／ ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 作品67 第2楽章:Allegro con brio ／(マルタ・アルゲリッチ)[2:59]  4.(ショスタコーヴィチ)／ ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 作品67 第3楽章:Largo ／(マルタ・アルゲリッチ)[5:53]  5.(ショスタコーヴィチ)／ ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 作品67 第4楽章:AllegrettoーAdagio ／(マルタ・アルゲリッチ)[12:11]  6.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第1楽章:Pezzo elegiaco.Moderato assaiーAllegro giustoーAdagio con ／(マルタ・アルゲリッチ)[18:29]  7.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Tema con variazioni:Andante con moto ／(マルタ・アルゲリッチ)[0:58]  8.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.1:L'istesso tempo ／(マルタ・アルゲリッチ)[0:45]  9.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.2:Piu mosso ／(マルタ・アルゲリッチ)[0:31]  10.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.3:Allegro moderato ／(マルタ・アルゲリッチ)[0:48]  11.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.4:L'istesso tempo ／(マルタ・アルゲリッチ)[0:58]  12.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.5:L'istesso tempo ／(マルタ・アルゲリッチ)[0:37]  13.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.6:Tempo di valse ／(マルタ・アルゲリッチ)[2:12]  14.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.7:Allegro moderato ／(マルタ・アルゲリッチ)[1:08]  15.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.8:Fuga.Allegro moderato ／(マルタ・アルゲリッチ)[2:16]  16.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.9:Andante flebile, ma non tanto ／(マルタ・アルゲリッチ)[3:18]  17.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.10:Tempo di mazruka ／(マルタ・アルゲリッチ)[1:27]  18.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Var.101:Moderatoー ／(マルタ・アルゲリッチ)[2:17]  19.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Variazione finale e coda:Allegretto risoluto e con fuocoー ／(マルタ・アルゲリッチ)[6:42]  20.(チャイコフスキー)／ ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50≪ある偉大な芸術家の想い出のために≫ 第2楽章:Coda:Andante con motoーLugubre ／(マルタ・アルゲリッチ)[5:01]  21.(ペーター・キーゼヴェッター)／ タンゴ・パセティック (アンコール) ／(マルタ・アルゲリッチ)[2:19] CD クラシック 室内楽曲

ヴァイオリニストのマリナ・ヤコフレヴァと彼女の兄弟ミハイル・ヤコフレフ、そしてチェリストのレフ・シフコフによって2017年に創設されたトリオ・アマニ。アンサンブルの名前は、2018年に発見されチューリッヒで初演された三重奏曲の作曲家ニコライ・アマニから採られたものです。アマニはロシア出身の作曲家で、リムスキー＝コルサコフとリャードフに作曲を師事し、ノスタルジックで美しい作品をいくつか書きあげ、豪商ミトロファン・ベリャーエフのサロンで評判をとりましたが、32歳の時に結核のため短い生涯を閉じています。ヤコフレヴァたちはアマニの作品を紹介するとともに、ロシアとスイス近代の一連の作品を演奏するプログラムを作り、デュオからピアノ五重奏まで柔軟に編成を変え、様々な作品を演奏しています。 (C)RS

プロコフィエフの生涯の友人であり、ハチャトゥリアンやシチェドリン、カバレフスキーらの師として知られるミャスコフスキー。2つの世界大戦と、ソ連からの政治的抑圧に耐え、全27曲の交響曲を残したことで知られていますが、このアルバムに収録された2曲のチェロ・ソナタも彼の重要な作品と見做されています。第1番は、ペテルブルク音楽院卒業後間もなく完成した2楽章からなる作品で、全体に伸びやかな旋律とロマンティックな風情を持っています。第2番はその37年後、作曲家67歳の時の作品。ムスティスラフ・ロストロポーヴィチによって初演されたこの曲は、中期作品にみられる実験的要素は影をひそめ、ラフマニノフやチャイコフスキーを思わせる甘い旋律と、ロシア民謡の要素がブレンドされた回顧的な雰囲気を持っています。演奏するのはブルガリア出身のチェリスト、ケハヨヴァとロシア系ドイツ人のピアニスト、ミラー。2人は息のあった演奏を聴かせ、最後にリムスキー＝コルサコフの「セレナード」をアンコールとし、アルバムを締めくくっています。 (C)RS

SHM-CD/ブックレット付

SHM-CD/ブックレット付

故ジュース・ワールドのDJであり、XXXテンタシオンとスキー・マスク・ザ・スランプ・ゴッドが少年院で会い結成したコレクティヴ、メンバーズ・オンリーの一員でもあるDJ・スキーム。スクリレックス、ジョーイ・バッドアス 、スキー・マスク・ザ・スランプ・ゴ ッド 、リル・ヨッティ、タイ・ダラー・サインらをフィーチャーしたデビュー・アルバムをドロップ！ (C)RS

ブラームス・トリオによるロシア・ピアノ三重奏曲の伝統を追うシリーズ、第4集に登場するのはアレンスキーとタネーエフの三重奏曲。2人ともチャイコフスキーとラフマニノフの中間に位置する19世紀の終わりに活躍した作曲家であり、その三重奏曲も、濃厚なロマンティシズムと美しい旋律に満たされた充実した作風を持つ味わい深い仕上がりを見せています。アレンスキーの三重奏曲は「亡き芸術家への追悼音楽」というロシアの伝統に則った作品で、1889年にこの世を去った名チェリスト、カール・ダヴィドフに捧げられています。かたやタネーエフの三重奏曲は、特定の誰かのための作品ではありませんが、チャイコフスキーの流れを汲む高度な作曲技法が遺憾なく発揮されています。どちらも19世紀ロシア音楽における「ピアノ三重奏曲」のジャンルの発展に寄与し、さらなる進化の礎を築いた力作です。 (C)RS

1998年長野五輪、スキージャンプ団体の金メダル獲得を陰で支えたテストジャンパーたちの知られざる実話が映画化。映画『ヒノマルソウル～舞台裏の英雄たち～』のオリジナル・サウンドトラック。音楽は、映画『百円の恋』や『虹色デイズ』を手掛けた海田庄吾が担当。 (C)RS