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一九三〇年代後期中国人日本留学生文学・芸術活動史

  • 価格¥7,700
  • 【はじめに 序章に代えて】より(抜粋)本書は、前著『一九三〇年代中国人日本留学生文学・芸術活動史』(汲古書院 2010年11月)の「続編」に当たる。前著にも記したように、一九三〇年代日本における中国人日本留学生の文学・芸術活動が孕む問題は多岐にわたる。東京左連をはじめとする一九三〇年代日本における中国人日本留学生の文学・芸術活動が明らかにされていくことは、左連、及び左連に代表される中国「三〇年代文芸」の持つ豊かさの検証につながるだろうし、同時にそれはまた日中近代文学の交流、日中プロレタリア文学の交流、さらには中国人日本留学生史研究などにも新たな光を投げかけるであろう。東京左連は、三三年に起きた「華僑班」事件によって壊滅的な打撃を受けた。その東京左連を再建したのは上海の左連から東京左連再建の命を受けて三三年秋に来日した林煥平たちである。再建後の東京左連は、これから述べるように、江口渙から日本プロレタリア文学運動の「挫折」の体験を踏まえた「助言」を受けて、それまでの「非公然」的なあり方から、「同人形式」による「公開」での活動スタイルにあらため、機関誌『東流』、『詩歌』、『雑文』(『質文』)などを発行した。そして彼らは、折からの中国人日本留学生の増大などを背景に、その時留学生の間で開かれていた「芸術聚餐会」を「磁場」としながら、それこそ豊かで、自在な活動を展開していくのである。だが、それもやがて起きる盧溝橋事変、日中戦争の全面化を前にした厳しい弾圧によって、一つ一つ摘み取られていくことになる。本書は、三三年秋に来日した林煥平等の手によって東京左連が再建され、最初の機関誌『東流』が創刊され、彼らの手によって一九三〇年代後期の中国人日本留学生の文学・芸術活動が豊かに自在に展開されていった有り様と、それが無惨に摘み取られていく三七年までの一九三〇年代後期の中国人日本留学生の文学・芸術活動を可能なかぎり掘り起こしてみたものである。

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