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江戸城が最悪事態に陥ったとき、将軍は甲府城へ避難することになっていた。脱出ルートは半蔵門から麹町通りを四谷見附へ向かうと決めて、沿道地域には信頼できる旗本「大番組」を配置した。「番町」の名を興した大番組の屋敷地は、新しい実力者が保有し、今はマンションも多くなっているが、住宅地の静かな佇まいは失っていない。起伏に富んだ地形。

東京の文学と歴史を巡り、その魅力を味わう為のガイド。堀辰雄下宿跡など多彩な事跡により、文士芸術家村と呼ばれる田端の魅力を紹介。

健康と知力アップのための10000歩ウォーキングコースを、“史跡の宝庫”である東京の文学と歴史を巡りながら、その魅力を十分に味わうためのガイドブック。本書はウォーキングの三大元祖とでもいうべき松尾芭蕉・伊能忠敬・間宮林蔵の事跡を巡る。

東京の文学と歴史を巡るガイドブック。巣鴨駅前の地蔵通り?眞性寺、高岩寺、明治女学校跡、染井霊園、駒込駅までを紹介。

スタートを「池袋地名ゆかりの池」碑に置き、終戦後のスガモプリズン跡地の東池袋中央公園を通って、寺社を巡り、雑司ヶ谷霊園へと歩き、文人・軍人などの墓碑を訪れる。

日本橋の西畔には、江戸時代の高札を復元した「日本橋由来の碑」がある。それを読むと、日本橋が日本国道路の起点となって四百年の歳月を重ねたことがわかる。日本橋地区は、徳川家康が最初に造成した下町であり、町民の力で発展した商業地なので、文明開化の荒波にも逞しく即応した。江戸時代から近代、そして現代へと発展した状況がわかるように作成したので、その歴史と景観を楽しんでいただきたい。

上級者のための発信型語彙の決定版。英検１級、通訳ガイド試験、国連英検、ＴＯＥＦＬ、ＴＯＥＩＣ対策としても有効。ＣＤ３枚付き。

表紙：チュ・ジフン

七十歳に達して『幼少時代』を著した谷崎潤一郎は、生育地の人形町界隈を偲び、“後年の私を形成する上に計り知れない影響を與へてゐることを、見逃す譯に行かない”と述べている。劇作家として盛名を馳せた長谷川時雨も大伝馬町の生育地に愛着を抱き、あふれる懐かしさをこめて『舊聞日本橋』を上梓した。文人たちの生育地を訪ね、それぞれ体験を重ねると、かけがえのない“自分のふるさと”も見えてくる。